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2013年11月16日 (土)

やはりドイツなのだろうか

今日は、ヤマハ特約店にピアノを見に行ってきました。
大きい店舗で、ヤマハ製品が揃っているだけでなく外国のピアノも少し置いてあります。

下ランクから見ていくことにして、まずは電子ピアノから。
ちょっとさわってみてこれはもういい…鍵盤の戻りかたがどうにも気に入らなくて却下。5万円くらいならまだしも、これに20万円以上も出せません。

電子ピアノのハイクラス、ハイブリッドなやつはどうかな。
春先に見たときは素晴らしい工業技術だと思ったのだけど。
あれからピアノにさわり慣れ始めた今となっては、普通の電子ピアノ以上に「値段の割に中途半端」度が強いと感じました。もちろん、普通の電子ピアノに比べると弾き心地はいいけれど、値段がちょっとどころではなく爆発的に高いので、ええ~?と思ってしまうのです(約60万~160万…)。そして、スピーカーから出る音がなんとも哀しい…。

次にヤマハのアップライトピアノ。下は30万円台から上は160万円くらいまであります。
ピアノの響きの差は、箱の部分に左右されます。上質な木を使い、背を高く作るほど、良く鳴ります。板が薄く軽ければ尚よし。
あと、黒つやのよりも木のままの表面の方が若干なめらかな響きが出るんですって。ふたの部分をさわりながら1つ音を鳴らしてみるとすぐわかります。黒いのは「ビリビリビリ」と波長の大きな振動が伝わり、木目のは「ジーーーン」ともっと細かい波長で震えているのです。どちらが良いかというよりは好みの問題かな。
値段の差は箱部分がかなり占めているなあという感想を持ちました。アップライトで100万円以上のグレードになるとアクション部分も違っていそうでしたが、それ以下だとどれも弾き心地はトントンで(どれも好きじゃない…)、値段の違いは響きにあると思いました。とはいえ一番安いもの(インドネシア工場で作っている)でも、箱全体から響きが出てくるので、これの2倍の価格の電子ピアノよりも音色に限っては満足感はあります。
毎日弾きたくなるほどのステキな弾き心地のはなかったけれど、まあまあ嫌いじゃないのはありました。けど音色にはピンとこない…お見合い相手がなかなかいい人なのだが、ちょっと前に出会った人へのビビビ!な直感が忘れられないって感じですかなー。

ヤマハでピンとこないのでヨーロッパのアップライトも弾いてみよう。
先日おおいに感銘を受けたベヒシュタイン社のが2台、その小会社であるホフマンの2台、メジャーどころスタインウェイ1台がありました。
スタインウェイはまあいいや。ここにあるのはデザインがレトロで好みだけれど家具ではないからな。
ホフマンは暖かみのある音色なので好きです。でも感銘を受けるほどではなく、この値段を出してでも是非!とまではいかない。
ベヒ2台のうち、1台は先日弾いてコロリとまいった50年前モデルの後継モデル。新品で約250万円と問題外ですが、やはり文句なしの1台でした。
ベヒのもう1台はこのメーカーの中では安い方(それでも160万円)。こちらも弾き心地はまずまずです。これで練習すれば上達するであろうと思える繊細なリアクションをくれます。文句なしの方とは100万円の差なりの音色の違いはあるけれど、ヤマハの同価格帯のものよりも格段に好みの音色。

せっかくだからベーゼンドルファーも弾いて行っては?と言われて、ちょっとさわってみることに。
ヤマハの傘下に入ったベーゼンドルファーのグランドが4台置いてある奥の部屋で(ベーゼンのアップライトは置いてなかった。新品で500万円では無理もないか)、ちょっとだけポロンポロンしてきました。しかし、畏れ多くてよくわからなかったというのが正直なところです。

なんやかんやで結論を出すには至りませんでしたが、リサーチとしては充分な内容でした。
先日得た教訓「毎日弾きたいと思える楽器を選ばないと結局は遠ざかることになるであろう」をさらにダメ押しすることになったのであります。
「安物買いの銭失い」の危険もひしひしと感じました。電子ピアノで妥協したら数日で後悔するだろうと。
これって洋服選びでも同じよね。だが洋服はケタが違うのでホイホイ買ってしまって失敗するのだ…。
安い方のアップライトの価格でも安いとはとても言えませんが、本当によくよく吟味して納得のいく1台を見つけようと思います。先日訪れた欧州ピアノ専門店に来週もう1度行くことになっているのでまたゆっくり検討します。

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コメント

きょうの音楽楽しく拝読しております。
ピアノ選びを特に注目しております。
10年前にピアノを再開した時のことを思い出しました。
その後、本格的に豆本を作り出した時に酷い腱鞘炎を患い
あっさり何度目か分からない挫折をしたのですが・・・・・・。
もっと真剣にピアノを選んでいたら続けていたかしらと思います。

実家にはヤマハのアップライトがあるのですが、
転勤族なのであれを持ち運ぶのは諦めました。
頻繁に転勤があるのに、ピアノの運搬は自費なんです。
しかも、建物によってはエレベーターに乗らなくて
クレーンでつったり、最悪バラして組み立てなおしてもらわなきゃ
ならないこともあるらしいのです。
そして、そのたびに調律・・・・・・という訳で諦めた次第です。

教えて頂いていて先生のグランドピアノはクレーンでつれなくて
家で組み立てて貰ったようでした。
中古だとそれが出来なかったから、新品で購入されたそうです。

運搬を考えた末に、電子ピアノにしぼって探しました。
高いのから安いのまで弾いてみて、選んだのはヤマハの安いヤツでした。
実家のピアノのタッチと似ていたからというのが最大の理由です。
振り返ってみるに、だから安い音しか出せないんだな~と思いました。
長く続かなかった訳です。

コメントありがとうございます。
簡単に買い替えられる物ではないので悩みますよね。

ヨーロッパのピアノを弾いてみるまでは、音色の差といってもそれほど違いがあるとは思っていませんでした。
ヤマハの音色に特に不満があるわけでもなかったのですが、素人がこの年齢で何十万も出してピアノ買って無駄じゃないのかなという思いがよぎって、それなら電子ピアノで割り切っても…との考えとの間を何度も行ったり来たり、結論がなかなか出せませんでした。
動きの悪くなった指の訓練なら電子でいいやん、と悪魔がささやくのです。

しかし、ヨーロッパのピアノは一瞬にして悪魔を雲散霧消させました。
この先の何十年かをこいつと共に過ごせる以上の幸せがあろうか(人間相手にそう思ったことがないってのがまたなんとも)とすら…人生観が変わるってこういうことかもしれません。
指の訓練を積んで憧れの曲を弾くというのとは違う、もっとくっきりと鮮やかな未来像が生まれました。多彩な音色で音楽を紡ぐ楽しみは、素人でもきっとできます。それを感じる耳と心があれば。そして電子ピアノを選ばなければ。

いつか定住できる時がきたら、豆本作家さんとしての時間の合間に、腱鞘炎に響かないくらいの曲を楽しむことも充分にできると思います。
もちろん、ヤマハだっていい楽器です。好みとか愛着とかが大事!です。

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