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2017年8月

2017年8月27日 (日)

室内楽合わせ

室内楽で出る生徒たちの、発表会までの流れはこんなふうでした。

1◆組分けと曲が決まる。
三重奏・四重奏で、自分以外は先生がたというパターンが多く、他に「2人が生徒でチェロだけ先生」「3人が生徒でチェロだけ先生」等。
生徒だけで構成されたグループは一組も無し。

2◆週1レギュラーのレッスンでは自分の楽器の先生と普段どおりにレッスン。

3◆生徒同士で組んでいる場合は、別に月1で1組ずつレッスン。
アクセントの位置とか、ここからここまでテンポを速くしようとかの相談もここでする。
ピアノやチェロの生徒が入っている組でも、その楽器の先生は参加せず、アンサンブルの先生(=ヴァイオリンの先生が兼任)が担当。

4◆本番間際に1回だけ、先生がたが入って合わせの確認。
先生がたは生徒たちの仕上がり具合を見て1発でのみこんでしまうのだから、やはりプロはすごい。

その「合わせレッスン」が、発表会を1週間前に控えた昨日・今日で一気に行われました。
子供たちも、発表会が初めてという以外はほとんどの子が室内楽で参加するので、大人と合わせるとかなりの人数になります。
2日間、正午から夜までパンパンのスケジュールでした。私は日曜の最後の方。夜に家を出るのはなんとなくワクワクするのよね。
しかし、やはりプロと一緒に演奏するのはいいですねえ。スコアを見てチェロがどう入ってくるかはわかっていて頭の中では鳴っていても、実際に聞こえてくるハーモニーは想像とはだいぶ違うのであった。経験がないからとしか言いようがない。やはり場数を踏むことですよねえ。失敗しようがなんだろうが、どんどんやるしか積み上げることはできませんよね。
そして、ピアノの先生にもアンサンブルの先生にも指摘されたことのなかったポイントをいくつかチェロの先生があげてくださって、そこを修正すると「おおおおお!」となったことも何度か。私だけじゃなくヴァイオリンの生徒さんまでもが「おおお!」と感動してしまうほど。
逆にヴァイオリンの改善点をちょこちょこっと言っていただいたら劇的に良くなって、私も一緒に「おおお!」ってパターンもありました。
なんというか、チェロで合わせづらいところを改善するためのポイントなんですけど、それが全体を整える結果になったわけです。ほんのちょっとのことなのにガラリと音楽が良くなるんですよ。
アンサンブルのやり方が少しずつわかってきてますます病みつきです。それに、チェロの先生が深みのある音色で歌ってくださるので、こちらが少々まずくても気持ちよーく弾けるのです!やめられないぜ。
さてあと1週間。室内楽のレッスンはもうない!腹をくくるぜ!

2017年8月26日 (土)

英国のクラシック音楽

80年代はU.K.ポップスに夢中で、今はルネサンス期のイングランド音楽にはまっているけれど、いわゆるクラシック音楽のイギリスの作曲家作品に特にひっかかりを感じたり愛着を持ったりしたことがなかったなあ。
ホルスト、エルガー、ブリテンくらいは義務教育でも習ったけれど印象薄いな…ディーリアスも地味か。
4人とも20世紀まで生きていて、ブリテンなんて1976年没だ。最近の人ではないか。
(ブリテン以外の3人は揃って1934年没!すごい偶然。生年はバラバラなのに)

あっ、そうか!この人たちの代表作は管弦楽曲なんだわ。
自分の楽器以外のジャンルだと、聴くときに働く脳の部位が違うんじゃないかという気がしてきました。ついさっき思いついたことだけど(笑)。
ホルストの『惑星』なんかは聴く分には大好きだし、エルガ―の『威風堂々 第1番』は吹奏楽部で演奏して出だしとエンディングの爽快さ勇壮さもお気に入りだが、ピアノ曲で好きなのとは頭の中で違うファイルに入っているっぽい。

以前にも書いたけれど、プロアマ問わず弦楽器を弾く人はブラームスがとても好きですね。オケに入っている人もブラームスは割と好きみたい。
ブラームス本人はピアノの達人でピアノ独奏曲も多いけれど、ピアノを弾く人でブラームスに特別の愛着を持つのは珍しいと思う。
ピアノ以外の楽器だとブラームスの曲を演奏していて脳内に気持ちよくなる何かが出たりしそうなのはちょっとわかる。
逆に、ラヴェルはピアノ好きのピアノ脳に訴える作曲家なんだなと、「クラシック音楽家総選挙」を見守っていて思いました。ラヴェルは管弦楽の魔術師でもあるので管弦楽が好きな層からも票を獲得できるのだけど、どちらかというと聴き専の人に愛されていると感じます。
ヴァイオリンを演奏する人にとってラヴェルの曲はピアノ弾きほどにはうまみがない気がする。超絶技巧が必要な割には、得られる快感が他の作曲家のヴァイオリン曲に比べると少なそう。同程度の技巧を使うなら、プロコとかの方がドーパミンが出そうじゃないか?

と、どんどんずれてきた話を元に戻すと、イギリスの作曲家のピアノ曲で私好みのがないものかなあと、ときどきちょこっとだけ思っていたわけですよ。
そんな私に去年の今頃のこと、NHK「ららら♪クラシック」が教えてくれました。
番組でエルガーの「変奏曲【謎】(「エニグマ変奏曲」ともいう)」をとりあげたのですが、曲ができたいきさつがほのぼのとして良かったです。曲だけなら薄く知っていましたが、エピソードは知りませんでした。
自宅のピアノで弾いた何気ない一節を奥さんに褒められて、「じゃあこれは誰のことだと思う?」とその一節をアレンジして聴かせて当てさせるゲームを始めたエルガー。せかせかとして自分のしゃべりたい話だけしたらさっさと帰ってしまう奴とか、夫婦の共通の友人知人のキャラクターがわかるようにアレンジして、それがちゃんと奥さんにわかる曲になっていたのでたいそう盛り上がったそうです。奥さんや自分自身のもあるなんてお茶目!

その中の「ニムロッド」と副題のついた変奏だけ、他とちょっと趣が違います。
エルガ―の友人で、楽譜出版社の社員(漫画家にとっての長いつきあいの編集者のような関係)のあだ名がニムロッドなのですが、曲を聴けばこの人がエルガ―にとってどれほど深い信頼と友情で結ばれていた人なのかよくわかるのです。
今の英国において、公的な葬送の場面や戦没者慰霊の会などに必ずと言っていいほど使われるくらいに、穏やかかつ深みのある曲。
これ↓は、第一次世界大戦の戦没者慰霊式典より。

親友の死を悼んで彼との思い出を曲にしたのかと思うほど、こういった場の雰囲気によく合うのですが、実際はそのように作られてはいないんですよね。
「ニムロッド」氏は思いやりがあって、人のために力を尽くし、本人はとても穏やかな性格だったということなのでしょう。
普通にコンサートホールで演奏するとこんな感じ↓この動画は音もいいし、途中の盛り上がるところから入っているのでお薦めです。

この、友人たちの性格図鑑といった趣の変奏曲は、完成品は管弦楽曲(オケもの)ですが、ピアノ独奏バージョンもきちんと仕上げてあり、「ニムロッド」も当然ピアノで弾けるようになっています。
これをエルガーの心情に沿って演奏してみたいなあ。レッスンで掘り下げてみたいです。

2017年8月23日 (水)

インストでカバーする

先日、バロック以前のルネサンス期に流行した音楽技法についてのレクチャー・コンサートを聴いて以来、興奮さめやらず。
去年からチェンバロのレッスンでルネサンス期のイングランドの曲を習い始めてすっかりはまってしまったのですが、これはもうダメ押しですよ。

ルネサンス時代はチェンバロにとってはちょっと外れていて、中心にいたのはリュートでした。あの時代のリュートの譜面を読むにはかなり訓練が必要です。そこまでやろうという気概はありませんが、現代譜に書き直して理論だけ学ぶなら可能である。きりっ!
後のバロック時代でも、チェンバロ奏者は通奏低音の数字譜を見て即興でジャムセッションしていたのだから、大まかな点ではその延長上の勉強です。
とにかく変奏や装飾の法則やバリエーションをどんどん手の内に入れていくという作業になっていくでしょう。学生なら、毎日何時間も弾いて手に覚えさせられるのだけど、使える時間は少ないし記憶力は衰退の一途を辿っているし、でもまあできるだけやってみるさ。年がいってからの趣味と割り切れば、こんなことにはまれるだけでも幸せというものだ。

去年の発表会でやってみた「たった8小節のベースラインを、何通りにも変奏させる」というのがだいぶおもしろかったんですが、ルネサンス期にヨーロッパ全土で流行した変奏曲のやりかたが更におもしろそうで、まずはこれをやってみたいと思っています。
どこかの都市で庶民に流行した世俗歌(今でいう歌謡曲、ポップスですな)が、まあ伝言ゲームのようなものなので少しずつ変わっていくにせよ、ヨーロッパ各地に伝播して適当に自国語の歌詞もくっついて、全欧ヒット!みたいになったそうなんです。
オリジナルは「歌」ですが、各地の腕自慢の楽器奏者がこぞってカバーしまくった記録があるんですって。
プロ用から初心者用まで、アレンジ楽譜も出版されて残っているんだから現代とたいして変わらないじゃないですか。
そんな楽しい話を演奏とともに聞いていたら、自分でもやってみたくなるわけですよぅ。むずむず。うずうず。
でも知識も技術もあまりにも乏しい。そんな範囲でできそうなことを考えて、最初の一歩をひねり出しました。

まだ他の楽器とコラボするなんてとても無理なので、一人で演奏が完結するアレンジを考えるしかないな。
あの時代の感覚に合う旋律で、あまり長くなくて、変奏させやすいシンプルなもので、誰でも知っている歌ってあるかな…と考えてひらめいたのが英国国歌!
この歌の楽譜になっている最古のものでもバロック後期なのですが、なんとなく人の口に上り始めたのはルネサンス後期だとのことなので、間違ってはいないぞ。
第2の英国国歌と言われる「ルール・ブリタニア」も変奏させやすそうなので(やはり同じ頃に成立)、時折混ぜて遊んだらおもしろくなるだろう。
永遠に未完成かもしれないが、永遠にいじっていられる素材じゃないだろうか。妄想すれば妄想するほどおもしろい…んですが、実際に作り始めたら、装飾パターンを自分の中にほとんど持っていなくてしょぼいことこの上なし。予想以上に長期戦になるか。

2017年8月20日 (日)

選曲は楽し

もう4ヶ月くらい、歩いている時や、しなければいけないことから逃避している時に、飽きずに「来年の発表会で弾きたい曲@ピアノ」総選挙を脳内実施中です。
今年の曲が決まった頃からもう始まってぐるぐる順位が変わり、新しい候補曲がランクインしてはまた悩み、これからも変動があるでしょうね。
なんという時間の無駄(笑)。まあ移動中くらいはいいか。

来年はドビュッシーの没後100年というキリのよい年なので、ドビュッシーで決まりでしょう!と思っていたのですが、その中でも弾きたい第1位の曲が、まだ私には無理そうな気がしないでもないしそうでもないかもしれないという、どうにも頼りない状態なので、100周年にこだわらなくてもいいかな…と弱気に。
弾きやすそうな曲で妥協してでもドビュッシーにこだわるってのもまだ捨ててはいないけれど、せっかくの100周年記念だからやっぱり一番弾きたい曲をがんばろうかなとか、うろうろ。
無理かどうかのボーダーラインで迷っていないで、もういっそ誰かの記念年とかに関係なく選んでしまおうという考えもあって、そうなると候補曲が一気に増える。
楽しい。こんなことでおなか一杯・幸せ一杯になれるのだから安上がりでござろう?

守備範囲である近代モノの中から短いワルツを2曲組み合わせる考えにもはまっていて、どの2曲がいいかで延々悩んでもいられる。
これ↓だとちょっと長いから1曲だな。

ピアノソロバージョンで検索していて、オリジナルの歌曲バージョンもいいなとあれこれクリックして聴いていたら(ソプラノが基本ですがテノールも良いな。カレーラスなどさすがである。が、予想と違う声が出てきてびっくりしたのでこれを貼る。服装も含めてこんな声とは思わなかったよ…)

あるいは習ったことのないロマン派に初挑戦という案もなくはない。
その場合は晩年のブラームスにする。

そして最新の思い付きはなんとモツである。
一昨年のチェンバロの発表会で自爆した曲を、今度はピアノでやってみるというの、どうだろうか。
あれはピアノで練習していて、跳躍の激しい箇所がピアノのキータッチでは慣れてきていたのだが、チェンバロでは慣れないことはできなかったのだった。
あの曲はもうチェンバロで弾くことはないので、曲分析もじっくりした上でピアノで仕上げるのはおもしろいかもと思いついちゃったんである。
短い曲なので、同じく死の前年くらいに書かれたちょっと変わった小曲をセットして、明朗でわかりやすいイメージのモツ曲とは違う一面を強調してみよう。
天才モツも自分一人でできあがったわけではなく、バッハを知ってからガラリと作風が変わったんですよ。お貴族様のご機嫌取りの曲から、対位法を駆使したりこの時代には大胆すぎる転調をしたりと実験精神に富む曲を作るようになっていった。
うむ、これは来年ではなくてもいつかちゃんとやろう。ヴァイオリンのクラスでは発表会に限らずレッスンでもモツを弾く生徒が多く、そんなモツのピアノ曲ということで興味を持ってもらえるかも。

2017年8月16日 (水)

ピアノも仕上げ中

発表会が一つ終わってホッとしたところで、ピアノの発表会に集中せねば。

やはりアンサンブルがちょいと不安です。易しいアレンジなのでミスする不安はないのですが(あがらなければの話…)、音色の調和や音量バランスをとることにまったく自信が持てない。
これまでソロ楽器としてのピアノの概念しかなく、新しくアンサンブル楽器としてのピアノ奏法を教わりつつあるが、頭で反芻している段階でまだまだ身についてはいないということ。
場数を踏んでいくうちに少しずつコツがわかってくるらしいので、今後を楽しみにやっていこうとは思っています。
めげるよりも、うおお!と感動することが多すぎて、大変だからもうやめちゃおうという発想はないんですよ。ソロだけ習っているより何倍も音楽の勉強になっていると思います。
それにつけても、歌曲の伴奏をしている人とか、本当に尊敬するよ…。

ソロ曲の方は、レッスンごとに一皮むけている手応えがあり、先生も直近のレッスン時に「順調なペースですよ~。ちょうど本番の日にピークがくると思います!」とおっしゃっていて、アスリートと同じなのか!とちょっとびっくり。でもそういうものかもしれないね。

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